【暗狐の幻想郷ぶらり一人旅 〜たすけて〜】





暗狐:「ひゃぁい。竹が綺麗だぁ」

逃げている間に、どうやら永遠亭のある竹林の中に来た模様ですww
えーりんえーりんですよww

こんなラッキーがあるとはwwww
早速生えーりんを見に行こうではありませんかww
きっと……いや確実に姫は家にいるでしょうし、
そうなればえーりんも家にいる可能性が高いでしょう。

では改めまして、
永遠亭探しに出発ッッッ








数分後









迷ったお(^ω^ )


ヤバイですwwもうどう歩いたのかとか覚えてませんwwwww
っていうか見る景色見る景色、

竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹

こんなの反則ですよwww
てゐの率いるウサギ軍団の目印にしてる竹をみつけて、
それをたどっていけば見つけられるだろうとか安直に考えてましたが、
よく考えたら

それを見つけるのが至難の業

なんですよねwwwww
しかも彼女達の背はきっと僕よりも低いでしょうし、
となると確実に僕の目線で探していても目印は見つからないwwww

しかも更によくよく考えて、

“目印になる竹”っていっても、
ここ来るの初めての人間には、

そんなの分るわけねぇwww

少なくともここに数ヶ月くらい住まないとわかりませんwwwww
もう……右も左も分らないし、喉も渇いたし、



そうだ!こんなときこそ幻想郷ガイドブック!!

……あ、あれ(泣)


考えれば分ること→ガイドブックとはいえ竹林からの抜け出し方は書いてない←結論




となると……やっぱりあれをやるしかないのか。


そう諦めて、ついに最終手段に打って出ることにしました。
それは……


暗狐:「たすけてえーりん!!!!


腕の上下運動も忘れずに!!!!!!!!!!!!!!!!

というかまぁ来てくれる可能性はほぼ0に等しいわけですが……



てゐ:「声大きいよ!耳に響くじゃない!」





詐欺師のほうキタ━━━━(゚∀゚;)━━━━ !!!



いや、でももうこの際贅沢は言ってられません(泣)

暗狐:「永遠亭に行くべく竹やぶに入ったのですが、迷ったので助けてください」

てゐ:「えらく単刀直入ね……;」

暗狐:「まぁ変にまわりくどく言っても仕方ないからね」

てゐ:「そりゃぁ確かにそうだけど……」

暗狐:「永遠亭までお願いします」


……予測しよう。彼女は絶対にうんと言う!


てゐ:「うん。いいよw」


やっぱり


さぁ、騙されるのはどっちだ(汗)
っていうかこれ、どんな観光ですかwwwww


てゐ:「こっちウサ」

暗狐:「待ってコン」



そして道なき道を……







只管歩くこと小一時間。



てゐ:「この先が永遠亭だよ。」

暗狐:「助かったよ……ありがとう」

てゐ:「いいのいいの。人助けは私の趣味だから」

暗狐:「いい趣味だね」

てゐ:「じゃ、私は筍取りに行って来るから、バイバイ」

暗狐:「バイバイ!本当にありがとう」





よっしゃ!元の道!!!!


ふぅ……もしかしたら竹やぶの奥の奥まで連れて行かれて、
二度と出られないんじゃないかとか思いましたが。
なんとか無事、竹やぶ脱出ですよ。


てゐの場合、竹やぶから出してくださいなんて頼んだら、絶対出してくれません。
かと言って、竹やぶから出すななんていっても裏を読まれて終わりでしょうww
なので僕はあえて「永遠亭」の文字を出して、
この竹やぶからこのまま抜けるわけにはいかない感を出してみたわけです。
我ながらいい作戦でした。
……師匠とかだときっと一発で見破られるでしょうが、
てゐにはなんとか上手く効いてくれたようです。


でもやっぱりこれ、観光じゃないですよね(泣)

ともあれ、とりあえずこれでなんとか元の道に帰れますwwww
道が開けてしまえばこっちのもんですww
山とか湖とかだいたいの場所は記憶してますし、とりあえず今日はもう少しで日が落ちそうなので、
一旦帰ることにしましょうwwww



戻る    次へ