それじゃあN@Nさんの言った銃を上から解説。
ベレッタはイタリアの銃器メーカーベレッタ社のピストルのシリーズ名。
ベレッタと一言で言った場合基本的に米軍が正式採用したベレッタM92F(米軍の正式な呼び名ではM9)をさすと思えばよい。
その他のモデルでは3連射可能なベレッタM93Rなどがある。
有効射程距離50m・重量970g・全長217mm・装弾数15・銃口初速365m/s・銃弾直径9mm長さ19mm(パラベラム弾)使用。
拳銃で共通的にいえることだが一発で敵を行動不能に陥らせる威力はない。
MK23はUSSOCOM(United States Special Operation COMmand:合衆国特殊戦統合軍)向けに開発されたピストルである。
日本ではSOCOMピストルとして有名だがアメリカではMK23といわないと通じない。
特殊部隊向けであるのでサプレッサー(銃弾の発射時の音と銃口からもれ出る炎を低減する装置)等のオプションパーツがつけられたり、
高い信頼性(3万発以上発射しても故障しない)という性能を持つ銃である。しかし、少々大きいのが難点。
有効射程距離50m・重量1210g・全長245mm・装弾数12・銃口初速270m/s・銃弾直径11.43mm(45口径:1口径あたり0.254mm)長さ23mm(.45ACP弾)使用。
.45ACP弾が大きさが大きく反動が高い。ベレッタM92Fでも使用されているパラベラム弾は大きさが小さく反動が小さい。
パラベラム弾は重量は低いが初速が高く、.45ACPは初速が低い代わりに弾自体の重量が大きい。
結果として威力(弾の持つ運動エネルギー)としてはどちらの弾も大差はない。
しかし、.45ACP弾のほうが初速が遅いためにサプレッサーとの相性がよいのでMK23では.45ACP弾が採用された。
デザートイーグルは実用オートマチックのピストルの中では最も大きい50口径弾を採用した拳銃である。
実際の戦争ではアサルトライフルのような防弾チョッキおも打ち抜くもしくは負傷を与えるほどの威力は持ちえるが
反動の高さと重量によってあまり効果的ではないとされている。
軍用・警察用に開発されたのにもかかわらず、平均的な拳銃に比べ調達価格は高いので軍用としても警察用としても敬遠される。
有効射程距離80m・重量2053g・全長269mm・装弾数7・銃口初速460m/s・銃弾直径12.7mm長さ30mm(.50AE(Action Express)弾)使用。
.50AE弾は拳銃でよく使用されるパラベラム弾や.45ACP弾の約4〜5倍のエネルギーを持つ。エネルギーとしてはアサルトライフル弾と同等ぐらいの威力がある。
FA-MAS(ファマス)はフランスの軍用アサルトライフルだ。最大の特徴といえば早い連射性能だ。
1000〜1100発/分の連射性能はアサルトライフルでは郡を抜くスピードを持つ。
また、マガジンをグリップより後ろに持っていくことで長い銃身のまま銃の短縮化が図られている(ブルパップ)。
このことにより、射撃中にもっとも激しく動く可動部が銃を支える支点になるストックに集められ銃弾がよく集弾するようになる。
外見的な特徴で言えばキャリングハンドル(銃を運ぶための取って)でありそこからフランスではクレロン(ビューグル)の愛称がつけられているが
日本ではビューグルという楽器になじみがないためトランペットという愛称で呼ばれている。
しかし、オプションパーツが取り付けにくいなどの理由により実戦では不評な銃である。
有効射程450m・重量3,800g・発射速度1000〜1100発/分・全長757mm・装弾数30発・銃口初速925m/s・銃弾直径5.56mm長さ45mm(5.56mm NATO弾)
この銃弾は敵兵を殺すというより負傷させることに重点を置いている。負傷した敵兵を敵に助けさせることで兵力を半減させるという狙いがある。
コルト・ガバメント(米軍正式名称M1911)コルト社が製作しは1911年に米軍に正式採用された拳銃だ。
MGS3では改良型のM1911A1が登場している。現在では米軍では使われていないが、民間でカスタムパーツが多いことや中古価格が安いこと、
銃自体がカスタムしやすいことにより護身や競技用として人気がある。
有効射程距離50m・重量1077g・全長216mm・装弾数7・銃口初速264m/s・銃弾.45ACP(MK23参照)
マカロフはロシアが敵国であったドイツのワルサーPP(Polizei Pistole:警察用拳銃)を参考にして製作された軍用拳銃である。
銃弾は直径9mm長さ18mmのマカロフ専用弾を使用する。これの前の正式拳銃であるトカレフより威力は下がるものの、
近代的な安全機構を搭載しさらに小型だったため実用性は高かった。
有効射程距離50m・重量730g・全長191mm・装弾数8・銃口初速315m/s・銃弾直径9mm長さ18mmVz.61(SCORPION:スコーピオン)N@Nさんのいう蠍はこのサブマシンガンのこと。
MGS3ではこのバージョンが出てくる。またMGS4にも同系統の銃が出てくるがこちらはVz.83である。
このサブマシンガンはベレッタM93Rのようなフルオート連射可能なピストル(マシンピストル)のさきがけともいわれとても小型である。
Vz.61では運動エネルギーの少ない直径7.65mm長さ17mm (.32ACP)の弾が使われており、
後発のものではより威力の高いパラベラム弾(ベレッタ参照)マカロフ専用弾(マカロフ参照)直径9mm長さ17mm(.380ACP)の弾が使える型のものが出ている。
MGS4のVz.83では.380ACP弾である。重量1280g・発射速度750〜850発/分・全長270mm(ストック伸張時517mm)・装弾数10,20。
銃口初速317m/s・銃弾直径7.65mm長さ17mm (.32ACP)AK-47は、ソ連で開発されたアサルトライフルです。
信頼性が高く寒冷地や砂漠でも使用でき、たとえ部品に多少の誤差があったとしても使用できるように設計されています。
AKシリーズは世界中でもっとも多く製造された兵器として、紛争地帯でもよく見かけられ「小さな大量破壊兵器」ともいわれます。
密造品を含むこの銃は弾と同様に非常に安価に手に入れることができます。
設計は部品等がユニット化・簡素化されてあり野戦で分解するときも部品の紛失をしにくくしたり、故障しにくくしたりすることで兵士の教育費用を抑えることができる。
しかし、使用している直径7.62mm長さ39mmの弾は反動が大きく銃のストックが反動を制御しずらいため発射精度は低い。
また、この銃の設計は他の銃の開発に参考にされることが多い。
有効射程500m・重量3,800g(マガジン付では4,300g)・発射速度600発/分・装弾数30・銃口初速730m/s・銃弾直径7.62mm長さ39mm
イングラムM10はイングラム氏が開発したサブマシンガンである。この銃は後に説明するUZIを参考にして作られた。
発射速度が速く1050発/分の速度で発射できるが反動が激くまともに制御できる銃ではなかった。
また、構造が単純なため安価に製造できたが開発対象であった後方支援の部隊には反動がはげしいことや過剰なアクセサリー等の原因により採用されず、
会社の経営が傾き倒産他社にその設計は渡ったもののどうにも使い物にならず現在では市場から姿を消している。
有効射程25m・重量2840g・発射速度1050発/分・全長269mm(ストック展開時548mm) ・装弾数32・銃口初速275m/s・銃弾パラベラム弾(ベレッタ参照)
MP7は防弾チョッキの着用が通常となった戦場で防弾チョッキを着用している場合効果が薄い拳銃・拳銃弾の代わりとなる銃PDW(Personal Defence Wepon)
の思想に基づきMP5サブマシンガンをベースに作成されたサブマシンガンである。同様の思想を用いた銃ではP90が有名。
銃自体は大型拳銃並みのサイズ、直径4.6mm長さ30mmの専用弾を使用し精度も高い。
重量1200g・発射速度950〜1000発/分・全長340mm(ストック展開時541mm)・装弾数15,20,40・銃口初速750m/s・有効射程200m
アサルトカービン…アサルトライフルの全長を短くしておおむね80cm以下にしたもの。
レミントンM870はレミントン社の代表的な散弾銃作動や排莢の確実性で他の方式のショットガンよりも優れているポンプアクション(フォアグリップを前後に動かし
弾薬を装填・排出する)式ショットガンその上堅牢性も高く民間だけでなく警察や軍隊にも幅広く採用されている。
重量3,400g・全長1245mm・装弾数4,6・銃口径18.5mm(12ゲージ)フランキSPAS(Special Purpose Automatic Shotgun)12はイタリアのフランキ社が
対テロのために1979年に開発した散弾銃である。発射方式がポンプアクションとセミオート(発射すると自動で弾の排出・装填を行う)を切り替えることができるのが特徴。
連射で過熱した銃身で火傷しないよう、多数の放熱口が開けられた大型のハンドガードで銃身全体をカバーしているため見た目は特異である。
しかしこの発射方式により銃自体が少々重めとなっている。2000年に製造中止現在はこれの後継であるSPAS15が販売されている。
重量4,400g・全長800mm(ストック伸張時1070mm)・装弾数2,6,7,8・銃口径18.5mm(12ゲージ)
エルマ・ベルケMP(Maschinenpistole)40は別名シュマイザーで知られており第二次世界大戦中にドイツが使用したサブマシンガンである。
この銃は非常に簡単に製造できるように設計され、その思想はこの時代の軍用銃に受け継がれることとなった。
この銃自体の人気は高く戦後に連合軍に押収されたものは1956年までイスラエルや1980年代までノルウェーで使用された。
有効射程100m・重量4,025g・発射速度500発/分・全長630mm(ストック伸張時833mm)・装弾数32・銃口初速380m/s・銃弾パラベラム弾(ベレッタ参照)
UZIは1951年建国当初のイスラエルで不足気味な自動小銃を補うために開発されたサブマシンガンである。
部品の多くはプレス加工で製造できるように設計され、生産性が高く、また、砂漠での運用を想定して内部に砂が入っても使用できるように設計されてある。
精度は悪いが故障しにくいこと、重量が重いがそのためにフルオート時のコントロールがしやすいなどの利点がある。
有効射程200m・重量3,570g・発射速度650発/分・全長470mm(ストック伸張時650mm)・装弾数20,25,32,50・銃口初速400m/s・銃弾パラベラム弾(ベレッタ参照)
トンプソンM1A1はアメリカ軍が第二次世界大戦中に使用したサブマシンガンである。トミーガンという愛称がある。
この銃は第二次世界大戦中にドイツの使用していたサブマシンガンMP40が市街地戦では有効であったため、米軍が急遽発注したものである。
この銃の前身はM1928でありこれを大量生産を可能にしたモデルがM1そして銃の堅牢性を向上さ銃の可動部を改良したものがM1A1となる。
多少重いという欠点を除けば耐久性、信頼性共に優れ実に撃ちやすいサブマシンガンであった。
有効射程50m・重量4,740g・発射速度700発/分・全長813mm・装弾数20,30・銃口初速280m/s・銃弾.45ACP(MK23参照)
SIG SG550はスイスのシグ社(現スイス・アームズ社)により生産されたアサルトライフルである。
この銃は直径5.6mm長さ45mm(Gw Pat. 90 5.6mm)専用弾を使用し性能がとても高くスナイパーライフルにも取って代われるほどの高精度、
そして低反動でありながら設計はAK47を参考とした非常に簡素に作られており耐久性にも優れている。ただし価格が高い。
有効射程450m・重量4,050g・発射速度700発/分・全長772mm(ストック伸張時998mm)・装弾数20,30・銃口初速905m/s・銃弾直径5.6mm長さ45mm(Gw Pat. 90 5.6mm)
44オートマグは世界初自動小銃でマグナム弾(薬莢の内容量を増加させて、より多くの火薬が入れるようにすることで威力を高める)を使用する銃である。
自動式拳銃の利点である装弾数や反動軽減、発射ガスの利用効率の良さなどから、当時世界最強の拳銃とされていたが、
ステンレスで作られていた銃本体は当時ではステンレスの加工技術が非常に未熟なことがあり、
ジャム(弾詰まり)が頻発し「オートジャム」という不名誉なあだ名をつけられた。
この銃は商業的には失敗しこの銃を製造したAM社は1年余で倒産した。その後も売却合併が相次ぎいろいろな会社で製造された後1983年に製造中止となった。
また、この銃の専用弾である直径11.18mm長さ33mm(.44AMP弾)は少量生産されるものの不良品が多かった。
この銃の別モデルで使われた.357AMP弾にいたっては発売すらされず、.44AMP弾から自作するほかなかった。
重量1,600g・全長295mm・装弾数7・銃口初速396m/s・銃弾直径11.18mm長さ33mm(.44AMP弾)
S&W PC356は1990年代半ばに限定生産された競技用・実戦用自動拳銃である。
これから起こりうる凶悪犯罪やテロリストの重武装化に対処すべく開発されたこのハンドガンは、
パラベラム弾より高速な直径9.04mm長さ21.5mm(.356TSW)弾を発射可能であり、
この弾薬はパラベラム弾相当のサイズでありながら.357Magnum相当の威力(パラベラム弾の約1.55倍の威力)を持つとされる。
実銃としてはとてもマイナーでありめったにお目にかかれない代物である。
重量1200g・全長215mm・装弾数9・銃弾直径9.04mm長さ21.5mm(.356TSW)以上銃の解説でした。by azarakko
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